高圧PMSのご紹介
IIJ近藤です。
9月より募集を開始しています「IIJ高圧スマートメーターBルート活用サービス」のトライアルプログラム。好評いただいておりまして、全国各地で高圧スマートメーター実機との接続が始まっています。
ただ、本トライアルプログラムは、あくまでベータ版サービスをご提供している状態ですので、「いったいどこまで使えるの?」というご質問も多くいただいています。
今回は、10月末日時点でご提供している機能についてご紹介します。
ご提供中の機能
デマンド通知やデマンドコントロールの機能は、まだ絶賛開発中ですが、デマンド監視関連の機能はだいぶ揃ってきました。
今はメーター単位で以下の機能を提供しています。
- 契約電力、月間最大デマンドの自動表示
- 目標電力の任意設定
- デマンド予測結果の表示
- 1分毎更新のデマンド値のグラフ表示
- デマンド推定結果のグラフ表示
- デマンド実績のグラフ表示(1日、1週間、1ヶ月間)
- 定時有効電力量のグラフ表示
- 定時有効電力量のAPI出力
- 異常状態監視
いかがでしょう。
と言っても、箇条書きではイメージがわかないですよね。
というわけで、画面のご紹介
※画面キャプチャはダミーデータで生成されたものです。
箇条書きの機能が3枚の画面に凝縮されています。(他にも設定の画面やAPIトークン発行の画面などがありますが、今回は割愛)
現在はスマートメーターから1分毎にデータを取得し、各画面に反映されます。一番の目玉となる「デマンド状況と予測」のグラフでは、データ取得毎に実績グラフが伸びていき、それに合わせて予測値グラフの傾きも修正されていきます。
画面はリロードなしでリフレッシュしますので、サブディスプレイ等に表示いただければ、気分はもうエネルギーマネジメント担当。目標電力のグリーンラインに予測値グラフが近づけば、思わず節電アナウンスしたくなるはず!
冗談はさておき、ご覧の通り、デマンド監視を目視で行えるレベルには仕上がってきています。ゲートウェイ機器を1台設置するだけでここまではできますので、トライアルプログラムを実際にご利用いただいているお客様からは、導入の手軽さをご評価いただいいています。
今後の機能リリースについて
さて、機能の実装は道半ばであり、正式サービス化までは、ほぼ毎月、機能をリリースしていきます。
直近の11月のリリースは、実運用にむけた機能拡充として、OEMパートナー向け機能群がリリースされます。
本サービスは、各OEMパートナーにてそれぞれ再販・運用いただく想定で開発されています。次回のリリースでは、メーター単位だけでなく、サービスを提供している組織単位での管理が可能になり、実際のサービス運用を想定した評価・試験も行えるようになります。
デマンド通知やコントロールについては、もう少しお待ちいただきますが、順調に開発は進んでいますのでご期待ください。
トライアルプログラムは絶賛募集中
冬も近づき、夏に並んで電力使用量が多くなる季節になってきました。
トライアルプログラムにご興味いただけたようでしたら、下記ページのお問い合わせフォームからご連絡ください。
今なら、電気を多く使う時期の前に、トライアル運用をはじめることができます。
ぜひご検討ください。お待ちしています。
http://www.iij.ad.jp/biz/h-smart-meter/