ZEH補助金について
はじめまして。IIJ寺井です。
新たにBルートの仲間に加わりました。以後お見知りおきを。
さて、以前当ブログでも紹介しました「ZEH」の補助金がいよいよスタートします。
おさらいですが、ZEHとはエネルギー収支が概ね0となる住宅、でしたね。今回はZEHの補助金がどのようなものかを解説します。
(ZEHの詳細は当ブログの過去記事「ZEHとは?」をご参照ください)
どのような設備が補助金の対象となるのか?
- 太陽光などの発電設備
- 蓄電設備
- 高断熱性能を持つ屋根や壁面、床への変更
このような設備が補助金の対象となります。
補助金の対象者と住宅の要件は?
- 対象者
- 住宅を新築される人
- 新築の建売住宅を購入する人
- 自己で所有する既存住宅を改修する人
- 住宅の要件
- 所有者自らが居住する住宅であること
- 登録されたZEHビルダー/プランナーが設計、建築、改修工事または販売を行うZEHであること
ポイントは「自らが住居する住宅」ということで、「他者への賃貸」や「不動産投資」目的の住宅で補助金を受けることはできません。
ZEHビルダー/プランナーとは、ZEHの推進を図るために自社が受注する住宅のうち、ZEHが占める割合を2020年度までに50%以上とする事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店、建売住宅販売業者などのことを言います。
いつからはじまるのか?
実はこの記事が掲載されるころにはもう一部募集が始まっています。説明会実施から公募まで比較的期間が短く、居住者とZEHビルダー/プランナーはこの期間内に
設備や事業の具体的な内容、スケジュールを決めないとなりません。そして公募も短期間なので準備はかなり慌ただしくなりそうですね。
応募が多い場合は抽選での選考となります。設置施工は交付決定通知後に着手し、完了期限までに完了している必要があります。
気になる補助金の費用は?
ZEHのタイプについては以前、当ブログでもご紹介しましたが、それぞれ要件と補助金の額が異なります。
ZEH事業 | |
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補助額 | 定額70万円 / 1戸当たり |
追加補助額 | 蓄電システムを導入する場合、1kWhあたり2万円の追加補助 (※補助対象経費の1/3又は 20万円のいずれか低い額を支給) |
要件 |
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ZEH+事業 | |
補助額 | 定額115万円 / 1戸当たり |
追加補助額 |
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要件 |
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ZEH+R事業 | |
補助額 | 定額125万円 / 1戸当たり |
追加補助額 |
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要件 | 以下の要件を満たすこと
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先進的再エネ熱等導入支援事業(ZEHもしくはZEH+併願申請可能) | |
補助額 | 上限90万円 / 1戸当たり |
追加補助額 |
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要件 | 以下のいずれかを導入
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(※1)熱性や耐震性、遮音性、耐火性に優れた建築木材。
(※2)太陽光発電パネルと太陽熱集熱器が一体となったもの。
最後に…
- 太陽光パネルが屋根に付いている個人住宅なんて「テレビCMの中のこと」でほんの一握り、、、なんて思っていたら、「ほとんどの家に発電設備が」なんて時代がすぐすぐそこまで来ています。
- 気が付けば私もマイホームの購入を検討する年齢に差し掛かってきました。
そのころにはZEHが当たり前!だったらうれしいですね。 - 震災時に節電を実施した経験をふと思い出しました。
ZEHが普及し、電力不足時に1戸1戸が電力をカバーして必要なところに十分な供給をまわせる、そんな未来になってくれたら、と思います。