ZEH補助金について

日付:2019年06月18日 火曜日
テーマ業界動向

はじめまして。IIJ寺井です。
新たにBルートの仲間に加わりました。以後お見知りおきを。

さて、以前当ブログでも紹介しました「ZEH」の補助金がいよいよスタートします。

おさらいですが、ZEHとはエネルギー収支が概ねとなる住宅、でしたね。今回はZEHの補助金がどのようなものかを解説します。

(ZEHの詳細は当ブログの過去記事「ZEHとは?」をご参照ください)

どのような設備が補助金の対象となるのか?

  • 太陽光などの発電設備
  • 蓄電設備
  • 高断熱性能を持つ屋根や壁面、床への変更
    このような設備が補助金の対象となります。

補助金の対象者と住宅の要件は?

  • 対象者
    • 住宅を新築される人
    • 新築の建売住宅を購入する人
    • 自己で所有する既存住宅を改修する人
  • 住宅の要件
    • 所有者自らが居住する住宅であること
    • 登録されたZEHビルダー/プランナーが設計、建築、改修工事または販売を行うZEHであること

    ポイントは「自らが住居する住宅」ということで、「他者への賃貸」や「不動産投資」目的の住宅で補助金を受けることはできません。

    ZEHビルダー/プランナーとは、ZEHの推進を図るために自社が受注する住宅のうち、ZEHが占める割合を2020年度までに50%以上とする事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店、建売住宅販売業者などのことを言います。

いつからはじまるのか?

実はこの記事が掲載されるころにはもう一部募集が始まっています。説明会実施から公募まで比較的期間が短く、居住者とZEHビルダー/プランナーはこの期間内に

設備や事業の具体的な内容、スケジュールを決めないとなりません。そして公募も短期間なので準備はかなり慌ただしくなりそうですね。

応募が多い場合は抽選での選考となります。設置施工は交付決定通知後に着手し、完了期限までに完了している必要があります。

気になる補助金の費用は?

ZEHのタイプについては以前、当ブログでもご紹介しましたが、それぞれ要件と補助金の額が異なります。

ZEH事業
補助額 定額70万円 / 1戸当たり
追加補助額 蓄電システムを導入する場合、1kWhあたり2万円の追加補助
(※補助対象経費の1/3又は 20万円のいずれか低い額を支給)
要件
  • 20%以上の一次エネルギー消費量削減
ZEH+事業
補助額 定額115万円 / 1戸当たり
追加補助額
  • 蓄電システム補助は補助対象外
  • ただし、先進的再エネ熱等導入支援事業の併願で蓄電システムの追加補助の申請が可能
要件
  • 25%以上の一次エネルギー消費量削減
  • 以下のうち少なくも2つを導入していること
    • さらなる高断熱
    • 高度エネルギーマネジメント
    • 電気自動車(PHV車含む)の充電設備
ZEH+R事業
補助額 定額125万円 / 1戸当たり
追加補助額
  • 蓄電システムの補助 1kWhあたり2万円の追加補助
    (※補助対象経費の1/3又は 30万円のいずれか低い額を支給)
  • 太陽熱利用温水システム
    液体式:定額17万円 / 1戸当たり
    空気式:定額60万円 / 1戸当たり
要件 以下の要件を満たすこと

  • ZEH+に係る要件を全て満たすこと
  • 停電時に、主たる居室で電源を確保できること
  • 一定の能力を有する蓄電システム、太陽熱利用システムのいずれか
    または両方を導入すること
先進的再エネ熱等導入支援事業(ZEHもしくはZEH+併願申請可能)
補助額 上限90万円 / 1戸当たり
追加補助額
  • 追加補助はZEH+のみ対象
  • 蓄電システムの補助 1kWhあたり2万円の追加補助
    (※補助対象経費の1/3又は 30万円のいずれか低い額を支給)
要件 以下のいずれかを導入

  • CLT(※1)
  • 地中熱ヒートポンプシステム
  • PVTシステム(※2)
  • 液体集熱式太陽熱利用システム

(※1)熱性や耐震性、遮音性、耐火性に優れた建築木材。
(※2)太陽光発電パネルと太陽熱集熱器が一体となったもの。

最後に…

  • 太陽光パネルが屋根に付いている個人住宅なんて「テレビCMの中のこと」でほんの一握り、、、なんて思っていたら、「ほとんどの家に発電設備が」なんて時代がすぐすぐそこまで来ています。
  • 気が付けば私もマイホームの購入を検討する年齢に差し掛かってきました。
    そのころにはZEHが当たり前!だったらうれしいですね。
  • 震災時に節電を実施した経験をふと思い出しました。
    ZEHが普及し、電力不足時に1戸1戸が電力をカバーして必要なところに十分な供給をまわせる、そんな未来になってくれたら、と思います。