Computex Taipei 2019 へ行ってきました
IIJ 畠山です。
去る5月27日(月)~31日(金)、台湾出張に行ってきました。幾つかあった出張ミッションの一つが恒例になりつつある「Computex Taipei」での商材探しでした。
Computex Taipei 2019
当ブログでも何度か登場していますが、Computex Taipei は世界有数の規模の展示会です。
今年は5月28日(火)〜6月1日(土)の期間で開催され、1,685社が出展していました。
ちなみに、昨年日本で開催されたCEATEC JAPANの出展社数が725社ですので、単純に比較することはできませんが、規模の大きさは伝わるかと思います。
eSports
Computex Taipeiの中で最も目立っていたのがeSports関連の展示でした。まず展示ブースがギラギラしていて、とにかく派手でした。
eSports用のパソコンはもちろんのこと、キーボードやマウス、ヘッドホンなどのアクセサリー系から椅子まで、eSports向けの多種多様な製品が出展されていました。
台北市内をタクシーで移動中に「E-Sports Stadium」と書かれた大きな建物を見かけたり、三創生活園区(台湾の家電量販店)ではeSportsができるインターネットカフェみたいなお店も何店舗か見かけました。
台湾ではeSportsは産業として成立している(しつつある)のかもしれません。
いずれにせよ、eSportsに関しては日本より進んでいる印象でした。
POS
今回のComputex Taipeiで特に目についたのがPOS系のブースです。
昨年はPOS系のブースはあまり見られなかったようなのですが、商店・役所・病院をターゲットとしたディスプレイを使った受付や注文の省力化のソリューション、無人店舗系のソリューションなど、今年は多数の企業が出展していました。
あとで現地の人に聞いた話では、台湾でも人手不足が社会問題となっているそうです。中でも、コンビニや商店の店員は担い手が少なく、人材確保が企業の課題となっているとのことでした。
そのような背景もあってPOS系のソリューションが増えたようです。日本でも無人店舗の実証実験などのニュースはよく耳に入るようになってきてますので、もしかしたら世界的な潮流なのかもしれません。
NextDrive
Computex Taipeiでは「InnoVEX」というスタートアップ企業にフォーカスしたエリアが設けられていました。
そこに(当ブログではおなじみの)NextDrive社が出展していました。
今年の展示は、ZEH向けの蓄電池連携機能が目玉でした。この展示ブースの企画やデザインの素案はインターンの学生が制作しているそうです。
学生としてはインターンの成果がわかりやすいですし、企業としては将来のマーケター候補を発掘することができます。なかなかユニークな取り組みですよね。
個人的には…
実は、今回初めて海外展示会だったのですが、メインの展示会場に行く前に、
- 空港内にインフォメーションセンターを設置(日本語もOKでした)
- 空港↔︎台北市内↔︎展示会場を結ぶ無料のシャトルバス
- 地下鉄乗り放題のカードを無償提供
など、海外客へのサポートがだいぶ充実していることに感心しました。
(私が知らないだけかもしれないですが、日本ではここまでやっている展示会は無いんじゃないでしょうか。)
メインの展示会の方はというと、とにかく規模が大きくて活気があり、少し雑然とした雰囲気で、とても新鮮でした。
ここでは細かくは記載しませんが、展示会を通じて新たな発見や気づきもあり、とても良い勉強になったと思っています。
Computex Taipeiは来年も開催される予定です。一度は足を運んでみてはいかがでしょうか?