Bルートゲートウェイ SAシリーズの源流

日付:2018年04月17日 火曜日
テーマプロダクト&サービス

ken-kです。IIJが開発したBルートゲートウェイは過去のラインナップまで含めると4つあります。品名にあるSAは、Service Adapter(サービスアダプター)の略です。

 種別  品名  備考
低圧用 SA-W1   最初にSMA認証を取得した機器。
Wi-SUN ドングルを使用。
 SA-M0    2世代目の低圧用機器。
Wi-SUNモジュールを内蔵。
 高圧用  SA-W2    高圧で最初にAIF認証を取得した機器。
LTEドングルを使用。
 SA-M1   2世代目の高圧用機器。
LTEモジュールを内蔵。
温度拡張対応。

低圧用第一世代のSA-W1、高圧用第一世代のSA-W2は、いずれもWAN構築用ゲートウェイ機器のソフトウェアを改修して認証を取得したものです。これらの機器の特徴は、電源を入れてネットワーク接続する(SA-M1は電源をいれるだけ)ことで個々の機体毎の設定情報をクラウドから自動的に取得し設定する、というものです。現地でノートPCを開いて設定するという作業が不要となり、現地作業を劇的に効率化します。
この機能の詳細はこちらをご覧ください。

インターネットサービスプロバイダーであるIIJが、なぜ、Bルートゲートウェイのような機器を開発するようになったのか、その源流は20年前に遡ります。1998年8月、IIJは自社開発第一号となるルータ「SEIL」をリリースしました。第一号のSEILはISDN対応の機器です。そこから、様々な回線に対応し、様々な機能を持ったSEILシリーズが生まれます。

今年3月14日、「IIJ Technical NIGHT」という外部の技術者に気軽に参加いただく勉強会を開催しました。勉強会では、SEILシリーズ20周年の軌跡を紹介しつつ、自宅用ルータとして使い倒す事例、リモートアクセスサーバとして使う事例などを紹介しました。その勉強会の資料が公開されましたので是非こちらをご覧ください。資料には、Bルートゲートウェイ専用機である、SA-M0、SA-M1 も出てきます。

IIJはネットワークの技術をベースに、Bルートゲートウェイを開発しています。Bルートに限らず、WAN(拠点間ネットワーク)構築をご検討でしたら、是非IIJにご相談ください。