謹賀新年!
IIJ 齋藤です。
新年、明けましておめでとうございます。
年末年始は皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。我が家では特にこれといったイベントは無く、ちょっとお出かけした程度であとは家でまったりしていました。(私が体調崩してしまっていたというのもありますが…)
さて、2017年を迎え、IIJでは電力関連のサービスラインナップを引き続き拡充させていく予定です。現在開発を進めているサービスラインナップやイベントを先取りしていくつかご紹介しましょう。
高圧事業者向けBルート活用サービス
既に本ブログでもご紹介していますが、これまでの低圧向けBルート活用サービスに加え、高圧向けのBルート活用サービスの正式提供を開始します。屋外にも設置可能な専用機器の開発も進んでおり、もうすぐ皆様に詳細をご紹介できるかと思います。低圧向けBルートサービスでは、あくまでデータ活用のための基礎データ提供という位置づけでしたが、高圧向けではより踏み込んだ形で、デマンド予測や機器制御の機能まで提供します。事業者向けのエネルギーマネジメントについては、導入コストを如何にして下げるかが一つの課題となりますが、Bルートを用いることでその解決策になると期待しています。
正式リリースは春頃を予定していますが、ご希望のお客様には現状でもトライアルでの提供が可能です。
ENEX2017への出展
2017年2月15日から開催される ENEX 2017にIIJからも出展します。(神奈川工科大学様ブース内において) お時間ある方は是非お越しください!
SA-M0一般販売
低圧向けBルート用アダプタの SA-M0は、現在事業者向けでの提供となっていますが、こちらを準備が整い次第一般の方でも普通に購入できるよう、準備を進めています。こちらに合わせ、SA-M0 から直接 ECHONET Lite を用いてデータを取得可能なスマートフォン向けアプリも開発中です。近日公開予定ですので、お楽しみに。
Bルートデータの活用研究
Bルートデータを利用するシーンで、現状ではなかなかマネタイズのための手段や手法が確立されていないのが現状です。IIJ自身では、社員を中心に多くの実証データを取得しているため、これらを用いてより便利な、マネタイズの可能性のあるデータ活用手法を研究しています。いくつかの研究機関とも連携させていただきつつ、さらに電力以外のセンシングデータとミックスした研究についても多くの可能性を模索しています。
Wi-SUN内蔵小型IoTゲートウェイの開発
よりBルート活用を普及させるためには、ズバリ、圧倒的に低価格で導入できることが非常に重要です。現状、SA-M0も含め、市場にある機器ではそこまで低コストとは言えません。こちらについても、IIJではより戦略的な価格で提供できるゲートウェイの研究開発を進めています。また、単なるBルート取得機能だけではなく、IoTという観点で、より多様なデバイスとの接続が可能となることが理想です。実際には常にコストとの兼ね合いになってしまうこと、またあまりにも現状で通信方式が多様に分散してしまっていることから、1台で全てをまかなうことは難しいのが現実ですが、うまくバランスを取った開発ができればと考えています。
まだまだネタはありますが、ひとまずご紹介するのはこれぐらいで。
IIJは今年も全力で走って行きますので、本年もどうぞよろしくお願い致します!!