高圧サービス・機材設置の模様

日付:2016年11月30日 水曜日
テーマプロダクト&サービス

IIJ近藤です。

秋があっという間に過ぎ去ろうとしている今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

ご好評いただいています「IIJ高圧スマートメーターBルート活用サービス」トライアルプログラム
今回は、お問い合わせの多い「機材の設置」の模様についてご紹介します。

設置の方法

IIJからご案内している機材の設置の方法は、大きく2つあります。

  1. キュービクル内にゲートウエイ機器を設置し、スマートメーターの通信端末と接続する
  2. スマートメーターの近くに設置したプラボックスにゲートウエイ機器を納め、スマートメーターの通信端末と接続する

1は、キュービクル内にゲートウエイ機器を設置しますので、条件がそろえば一番最小の費用で設置できるパターンです。
このパターンでは、キュービクル内に空きスペースがあること、また、設置するゲートウェイ機器のために電源を恒久的に確保できることが条件となります。キュービクルは設備のために最低限の仕様で用意されることが多いため、条件が揃わないことが多くあります。

2は、ゲートウエイ機器と必要機材(後述)をすべてプラボックスに収めて設置するため、壁や電柱などの設置スペースさえ確保できれば適用可能な、汎用性の高いパターンとなります。
パターン2でも恒久的な電源の確保が設置の条件となりますが、プラボックス設置位置を工夫することで、建屋内から電源を取ったりすることも可能であり、電源確保の自由度が高いと言えます。
トライアルプログラム参加企業では、2のパターンが多いです。

サービス利用に必要な機材

「IIJ高圧スマートメーターBルート活用サービス」はサービス利用にあたって、必要な機材が少ないことも特長の一つです。
今回は、上記でご紹介したパターン2のプラボックスを使用した場合での、必要機材についてご紹介します。

品目 数量 備考
IIJ製高圧スマートメーターBルート対応ゲートウェイ機器(SA-W2) 1 トライアルプログラムでは、IIJよりレンタル
SA-W2対応モバイル通信ドングル 1 トライアルプログラムでは、IIJよりレンタル
イーサネットケーブル 1 スマートメーターの通信端末との接続用
プラボックス/キャビネット 1 防塵防滴のもの
電源タップ 1 プラボックス内への電源取り込み用
PF管などの電線管 2 イーサネットケーブル、電源タップのケーブルの保護用

この構成では、クラウドとの通信はモバイル通信ドングルで行います。イーサネットケーブルはゲートウェイ機器とスマートメーター通信端末との接続用になります。

これらの資材はホームセンターなどでも手に入りますが、電気設備工事の専門家が設置施工するのが一番安全です。準備にあたっては電気設備工事ができる事業者様に依頼されることを推奨します。
IIJからご紹介できる事業者もありますので、お気軽にお問い合わせください。

実際の設置

では、最後に実際の設置の風景です。

<スマートメーターとプラボックスに納められたゲートウエイ機器>

<スマートメーターとプラボックスに納められたゲートウエイ機器>

<プラボックス内の状態>

<プラボックス内の状態>

<プラボックスは扉を閉じて運用>

<プラボックスは扉を閉じて運用>

東北電力管内のお客様施設に設置した際の模様です。

いかがでしょうか、とってもシンプルですよね。
水色のイーサネットケーブルにて、ゲートウェイ機器とスマートメーターの通信端末が接続されています。
設置に要する時間は、60~90分くらいです。

まとめ

  • 設置は、キュービクル内 or プラボックス
  • 汎用性は、プラボックスが優位
  • シンプル簡単設置

トライアルプログラムでは、まだまだご利用企業様を募集中です。
機材の設置に不安があるお客様も、ご相談いただければと思います。
ぜひお問い合わせください。