沖縄でもBルートサービスを使ってみた
はいさい、はじみてぃやーさい 沖縄営業所のやすゆきです。
今回、日本最南端の拠点である沖縄からBルートサービスの情報を発信することになり、生まれも育ちも沖縄の僕が真っ先に思いついた話題がこちら。
沖縄の電気代が高い!
沖縄に住んでいる人なら本州の方から一度は言われたことあるであろうフレーズですが、果たして本当なのだろうか。気になったので調べてみました。
#Bルートブログなのに、いきなり本題そっちのけで東京と沖縄の電気代比較について書きたいと思います。
僕が自宅で契約している沖縄電力(従量電灯)の料金表
単位 | 料金単価(円) | ||
---|---|---|---|
最低料金 | 最初の10kWhまで | 1契約 | 395.08 |
電力量料金 | 10kWhをこえ120kWhまで | 1kWh | 22.53 |
120kWhをこえ300kWhまで | 1kWh | 27.97 | |
300kWhをこえる部分 | 1kWh | 29.91 |
ちょうど手元に電気料金明細書があるので、上記の表に当てはめてざっくり計算してみると
【使用量】218kWh
2,703円60銭+2,741円06銭=5,444円66銭
※沖縄電力は契約アンペアの変更ができないのです。
東京電力の料金表(従量電灯B)
契約種別 | 単位 | 料金(税込) | |||
---|---|---|---|---|---|
B | 基本料金 | 10A | 1契約 | 280円80銭 | |
15A | 〃 | 421円20銭 | |||
20A | 〃 | 561円60銭 | |||
30A | 〃 | 842円40銭 | |||
40A | 〃 | 1,123円20銭 | |||
50A | 〃 | 1,404円00銭 | |||
60A | 〃 | 1,684円80銭 | |||
電力量料金 | 第1段階料金 | 最初の120kWhまで | 1kWh | 19円52銭 | |
第2段階料金 | 120kWhをこえ300kWhまで | 〃 | 26円00銭 | ||
第3段階料金 | 上記超過 | 〃 | 30円02銭 | ||
最低月額料金 | 1契約 | 231円55銭 |
ほぼ同じ条件で東京電力を利用した場合の料金がこちら
【使用量】218kWh 【契約アンペア】20A
561円60銭+2,342円40銭+2,548円=5,452円
沖縄電力:5,444円66銭 vs 東京電力:5,452円
※燃料調整額及び、再エネ発電賦課金等は計算外
あれ?沖縄のほうが7円34銭安いぞ。
と、言うわけで沖縄の皆さん、僕も誤解していましたが、沖縄の電気代が高くないですよー
価格差がなくなった原因を少し調べてみたところ、2011年に発生した東日本大震災の影響で原子力発電所が停止したことによるものみたいですね。
実際、東京電力の震災前と震災後の電気料金を比較すると約2割ほど上昇しているようです。
もし沖縄の電気代が高いと思うのなら、それはそれだけ電気を使ったからです。胸に手をあて自分に聞いてみましょう。
僕もやってみました。うん、夏はエアコンとかガンガン使ってて、思い当たる節しか出てきませんでした。
なので、沖縄移住をお考えのそこのあなた。安心してください、沖縄の電気料金は全国とそんなにかわりません。
沖縄はあなたが移住してくるのを待っています。
以上
・・・・ここで終わらせるとクドウ編集長に説教されますので、Bルートと絡めた内容も書かねば。
そもそも何故、電気代を比較する気になったかというところに「IIJ スマートメーター Bルート活用サービス」(以下、Bルートサービス)が関わってくるのです。
※サービスの導入方法などは別の記事で掲載されているので省略しますが、1点だけ注意点を、電力会社から発行されたスマートメーターBルートの認証パスワード中に小文字が混じってても、HEMSに設定する際には全て大文字で設定(または設定依頼)するようにしましょう。
Bルートサービスでは瞬間電力値と、定時電力量を確認できるページがあり、消費及び売電した状況を確認することができます。
なんとなく毎日、定時電力量のページを眺めていて、ふと
そういえば月々の電気代ってどういう仕組みで算出されているのだろう?
⇓
へ~沖縄電力では契約アンペアの変更できないんだ。
⇓
あれ?もしかして沖縄が電気代高いのは契約アンペア数が固定なせい?
⇓
関東とか他の地域ではどうなんだろう
そして↑で書いたように実際に調べてみるとそれほど差がなかったわけですね。
あと、Bルートサービスを使い始めて意識が変わった点として、毎日の消費電力量がグラフで視覚的に確認できるので節電の意識が芽生えた点ですね。
やはり人が視覚から取り入れる情報は大きく、節電した結果を消費電力グラフで確認できるのは節電のモチベーションに繋がりますね。
電気はどの家庭でも利用している必要不可欠なエネルギーであり、それ故に発電に利用する化石燃料を燃やす際に発生する二酸化炭素が地球の温暖化の原因とされています。
家庭での消費電力量は年々増加しており、家庭から排出される二酸化炭素量は電気が48.1%と約半分を占めています。
震災直後は多方面で節電を呼びかけていましたが、最近では一時期よりも個人の節電に対する意識は低下しているように感じます。
もちろん化石燃料を利用しないクリーンエネルギーが根本的な解決にはなるでしょう、しかし、今あるエネルギーを大切に利用することも大事なことではないでしょうか。だからこそ、エコに無頓着だった僕に節電の意識付けをさせてくれたBルートサービスはITの力で地球を救う可能性がある素晴らしいサービスだと思います。
関係ないですけど、ビールートってきくとルートビアを連想してしまうのは、僕が沖縄生まれの沖縄育ちだからなんでしょうね。
それでは、今回のBルートブログはここまで!次回のBルートブログもお楽しみに♪