発電事業者パック続報!

日付:2017年07月25日 火曜日
テーマプロダクト&サービス

こんちには。IIJ畠山です。
以前、当ブログにて「受注開始。発電事業者パック」というタイトルで「IIJスマートメーターBルート活用サービス」の新しい機能パックを紹介いたしました。

その発電事業者パックは、7月18日より無事に提供開始となりました。今回は、新たにリリースされた発電事業者パックの主な機能と想定されるユースケースについてご紹介します。

最大のポイント

低圧スマートメーターから取得できる積算電力量(kWh)には正方向と逆方向の値があります。正方向は電気の消費量(電力会社から電気を買っている量)、逆方向は電力会社へ電気を売っている量を表しています。

通常の「IIJスマートメーターBルート活用サービス」のグラフでは、正方向(電気の消費量)をプラス側に表示し、逆方向(売電量)をマイナス側に表示しています。電気の消費量の監視・管理をしたい場合は特に不自由がないのですが、売電量(のみ)を監視・管理したい場合には(頭の中で)グラフのプラスマイナスを反転させる必要があり、直感的に状況を把握しにくい状態となっていました。

発電事業者パックでは、逆方向(売電量)をプラス側に、正方向(電気の消費量)をマイナス側に表示するようにして、直感的にわかり易く売電量の監視・管理ができることを目指しました。

ただし、スマートメーターでは全体の売電量は把握することができますが、パワーコンディショナー(PCS)毎の状況はわかりません。従いまして、各パワーコンディショナー毎の稼動状態を監視したいようなケースにおいては、この「発電事業者パック」の利用は適切ではありません。

主な機能

売電量の管理

30分毎、1日毎、1ヶ月毎のスケールで売電量(kWh)を確認することができます。以下のグラフは1日毎のものです。

主なユースケースとしては、特定期間での売電量の推移を確認することかと思いますが、例えば機器トラブル等で売電できない状態になった場合で、いつからトラブルが発生したかを期間を遡って調査するようなことにも利用できます。
また、測定値はCSV形式でダウンロードできますので、MS Excel等の表計算ソフトを使って帳票を作成することも可能です。

ピーク値の可視化

スマートメーターから取得する瞬時電力測定値(W)の逆方向(マイナス方向)の最小値をピーク売電力として表示します。少しわかりにくいですが、瞬時電力測定値(W)が-1000Wと-2000Wの2つある場合、-2000Wが売電力のピーク値になります。

なお、この最大ピーク値がパワーコンディショナーの最大出力値とイコールとなります。

太陽光発電の場合、ピーク値は日照状況(=天気)によって大きく左右されますが、数年単位でピーク値を見ることで発電能力の劣化の有無やその程度を確認することができます。
また、ピーク値についてもCSV形式でダウンロードすることができます。気象庁のサイトには各地域の日射量や日照時間などの情報が掲載されていますので、MS Excel等の表計算ソフトを使って対比表を作ってみるとより詳細に劣化状況が推測できるかもしれません。

リアルタイム表示

直近1時間の売電力の推移と前日のピーク売電力が表示されます。

今現在の売電状況を確認することができます。30分毎の売電力量(kWh)の場合、最大で30分のタイムラグが生じますので、最新の発電状況を確認したい場合にはリアルタイム表示の方が適しています。

他拠点と比較

複数の発電拠点を管理している場合、一覧画面で拠点を俯瞰して売電状況を確認することができます。

一覧画面にはグラフ表示とリスト表示の2つの画面を用意しています。

グラフ表示の方には、当日の30分毎の売電力量(kWh)が表示され、時間毎の売電量の傾向を簡易的に比較することができます。

一方リスト表示の現在の売電力値(W)と当日の売電力量(kWh)の合計が数値で表示され、現在の状況を簡易的に比較することができます。

最後に

繰り返しとなりますが、「IIJスマートメーターBルート活用サービス」において「発電事業者パック」を提供開始いたしました。
「発電事業者パック」は、発電所の監視や管理を円滑に実施できるよう、売電状況のモニタリングに特化した画面構成となっております。

また、既に「IIJスマートメーターBルート活用サービス」をご利用中のお客様もプラン変更するだけでご利用いただけます。

スマートメーターを活用した売電量の監視にご興味がありましたら、是非お問い合わせください。
<お問い合わせ先 : echonet-info@iij.ad.jp>