Ecogenie 2.0 公開
IIJ 畠山です。
今回は、9月末に公開されたCube J1専用アプリ「Ecogenie(エコジェニー) バージョン2.0」のご紹介です。
IT業界用語?的にバージョン2.0は、『大幅なアップデート』という意味で用いられることが多々あります。今回のEcogenie(エコジェニー)のアップデートも2.0の名に相応しく、大胆な変更内容となっています。
何が変わった?
端的にいうと、見た目ほぼ全てです。以前からアプリをお使いの方は驚いてしまうかもしれません。Cube本体とセンサー類を接続してデータを取得・表示するというアプリの主機能は変わっていませんので、お使いいただければ、すぐに新バージョンに慣れることができると思います。
また、見た目と合わせて、旧バージョンの使いにくい・わかりにくい部分を改善する取り組みの結果、使い勝手は格段に向上しています。
一番のポイントは?
ホーム画面に設けたダッシュボード機能です。旧バージョンでは、データを見るためには、
- まず対象のセンサーを選び
- 次に見たいデータを選んで
- 詳細画面でデータを確認
と、3ステップの操作が必要でした。センサーが10個以上接続されるようなケースであれば、事前に情報を絞ってからデータを確認できるのでこの操作でもいいのですが、接続しているセンサーが少数のケースでは、いちいち対象のセンサーを選ぶのはなかなか面倒でした。
新バージョンではこの3ステップの画面操作を1ステップに変更しました。
操作方法は、
- タブの「ホーム」を選択
のみです。
「ホーム画面」では以下のように各データの概要が縦に並んで表示されます。画面を上下にスクロールすることで、各データを確認することができます。
ホーム画面では、表示スペースの問題から概要のみの表示となっていますが、数値部分をタップすると詳細情報へ遷移するようになっています。ホーム画面で表示される情報は以下のとおりです。
- 電力使用量
- 今月の電気代の状況
- 売電状況
- 温度・湿度の状況
なお、ホームに表示される項目は、順番変更や表示/非表示を切り替えることができます。よく確認する項目をリストの上部にもってきたり、あまり見ない項目を非表示にしてリストを短くしたりなど、使い方に応じてカスタマイズが可能です。
ホーム画面以外は?
まずは、通知機能です。こちらもホーム画面と同様、各センサからの通知をまとめて確認できるようになっています。
新バージョンから温度や湿度に加え電気料金も通知対象となりました。閾値の設定も簡単です。
その他には、新バージョンから新しくオムロン社製 環境センサに対応しました。オムロン社製 環境センサでは以下のようなデータが取得できます。
- 温度・湿度
- 不快指数
- 熱中症指数
- 照度
- 騒音
- 気圧
- 紫外線量 (BUG型のみ取得可能)
- 二酸化炭素:CO2 (USB型のみ取得可能)
- 総揮発性有機化合物:TVOC (USB型のみ取得可能)
詳細画面は以下のような感じです。
今後の予定は?
機能のブラッシュアップや機能拡張、細かい不具合の修正などを1ヶ月から1.5ヶ月くらいのペースで定期的にリリースすることを計画しています。
近々では、オムロン環境センサの詳細画面の拡張(履歴のグラフ化や取得値の解説など)がリリースされる予定です。
ぜひ触ってみてください。
既にCubeJ1をお使いの方は、是非Ecogenieをアップデートして新バージョンを体験してもらいたいです。旧バージョンからの変化に驚くこと間違いなしです。
また、11月のET展(ET & IoT Technology 2018)にてNextDriveが出展する予定です。CubeとEcogenieが展示され、実際の動作を見れるデモもあるそうなので、Cubeをお持ちでない方は是非展示会に足を運んでいただき、CubeとEcogenieを触ってみてください。きっと、いい話の種になると思います。
展示会の詳細については、後ほど当ブログでも紹介させていただく予定です。お楽しみに。