発電量と売電量

日付:2018年05月29日 火曜日
テーマプロダクト&サービス

IIJ 畠山です。

今回は発電量と売電量の違いについて解説します。
弊社では、サービス導入を検討しているお客様から様々なお問い合わせをいただきますが、その中で以下のようなやり取りが時々見られます。


お客様:「このシステムで発電量は取れる?」

IIJ窓口:「発電量のデータは取得できません。ですが、売電量のデータは取得できます。」

お客様:「ん??売電量ですか…。」

 

文字で見ると直ぐに理解できるけど、言葉で言われると一瞬何のことか分からなくなる事ってありますよね。
電話口などで「発電量」と「売電量」の説明をする時、その事象がよく起こります。

まずは全体像のおさらい

言葉の意味を説明する前に、まずは太陽光発電システムの構成と発電の流れについてのおさらいです。
以下は、一般家庭での太陽光発電システムのざっくりとした構成図です。

まず、太陽光パネルが太陽エネルギーを電気に変換します。
次に、パワーコンディショナーが太陽光パネルで発電した電気を家庭内で使えるよう交流の電気に変換します。
変換された電気は、分電盤によって家庭内の家電製品などに送られ消費されます。
消費されず余った電気は、スマートメーターを通って電力会社に売却されます。

発電量と売電量

もうお分かりかもしれませんが、
発電量とは、パワーコンディショナーが変換した電気の量のことを指しています。
一方、売電量りとは、余剰電力として電力会社に売却された電気の量を指しています。

では、発電量と売電量を測りたい場合は、どこを測ればいいでしょうか。

発電量は、パワーコンディショナーで変換されていますので、当然パワーコンディショナーは発電量を知っています。
そのため、ほとんどのパワーコンディショナーは、発電量を計測する機能を備えています。
また、パワーコンディショナーで変換された電気は分電盤に入ってくるので、分電盤側を計測することで発電量を知ることもできます。
逆に、スマートメーターからでは発電量を知ることができません。発電した電気は家電製品によって消費されてしまうからです。

一方、売電量はスマートメーターを通って電力会社に売却された電気の量であり、通る電気を測るのがスマートメーターの仕事ですので、スマートメーターは売電量を知っています。
電力会社の買取料金はスマートメーターの計測値を使って計算しているということもあるので、売電量はスマートメーターの値を使うのが自然です。

最後に

IIJスマートメーターBルート活用サービスは、スマートメーターのデータを取得するサービスです。(読んで字のごとくですが…)
そのため、スマートメーターが測定している売電量は取得することが可能です。
逆に、スマートメーターが測定していない発電量は取得することができません。

とはいえ、FIT終了後を見据えて、発電量を計測したいというニーズは増えていますので、
どのような形になるか分かりませんが、何かしらの手は打たないと…と日々あれやこれや考えています。